院長ブログ

2013.01.06更新

明けましておめでとうございます。巳年の本年も、よろしくお願いします。

日本ローカーボ研究会における最近の話題ですが、
高血圧症や2型糖尿病の成人患者さんに、避けて通れない、飲酒の問題があります。
アルコール代謝について、昨年12月28日に発行された「日経ヘルス」に、
かしこいアルコールの飲み方などが掲載されています。
内容がよくまとまっていて、参考になると思います。
ローカーボ研究会の代表世話人である、灰本先生も登場されます。
幸い、1月末に催される研究会でも、アルコールについて論議されますので、
その後で、当ブログでも、アルコールについてとりあげたいと思っています。

さて、季節は真冬ですので、今回は高血圧の話題です。
家庭血圧は、1日に朝晩2回測定するのがよく、その測定のタイミングは、
朝は朝食前、夜は就寝前、となっています(本文参照)。
しかし、夜は入浴してすぐに就寝される方や、夕食後もずっと飲酒されていて、
就寝直前にも酒がさめていない方もあります。こういった患者さんの場合は、
入浴の直前であったり、晩酌を飲みはじめる前に測って下さい、と
お願いするケースも出てくる訳です。
朝の測定にしても、起きたらすぐにジョギングや犬の散歩に出かけるという方もあり、
こういった方は、寒い外気に触れてこられる訳ですから、血圧は上がりがちです。
なので出かける直前に測っていただくようにしております。

患者さんによってさまざまに異なる生活様式をまず問診した上で、
最適な血圧測定タイミングを考えるべき、と思う訳です。
こういった説明は、高血圧で初めて受診された時にしておく必要があり、
そのためには、最初の診察はじっくり時間をとりたい、と感じます。

こうして始まった家庭血圧測定ですが、患者さんのデータを拝見していますと、
いろいろなことに気づきます。
例えば、夜の血圧が異常に低い日や、脈拍が多い日が時々あったりして、
これは飲酒後とか、入浴直後ではありませんか、と尋ねますと、
その通りです、と患者さんからお答えいただくことがあります。
入浴や飲酒によって全身の血管が拡張し、血圧が低下し、脈拍が上昇した訳です。

このように、患者さんの勘違いなのか、測るタイミングをアレンジしておられる
ケースが、しばしばみられます。勘違いは仕方がありませんので、
私はそれをうまく見つけ出し、細かくチェックしながら、望ましい血圧を保つよう、
これからも努力していかなければ、と思います。
家庭血圧については、また続編を書きます。

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投稿者: むらもとクリニック

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